所在地:東京都東村山市多摩湖町3丁目16番地30
ご祭神:宇伽之御魂神(うがのみたまのかみ)《古事記》 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)《日本書紀》
沿革と由來
稲荷神を祀る神社を稲荷神社と呼び京都市伏見区深草にある。
伏見稲荷大社が全国各地に広がり、神道上の稲荷神社の総本宮となっている。伏見稲荷大社では狐は稲荷神の特使とされる。
稲荷神は和銅四年(711年)に山城国稲荷山(伊奈利山)、即ち現在の伏見稲荷大社に鎮座したと伝えられている。
元々は京都一族の豪族泰氏の氏神で現存する旧社家は大石家である。明治元年(1868年)の神仏分離令により、稲荷神社は多数の神社系と少数仏教系に分かれた。稲荷神社では朱い鳥居と特使の白い狐がシンボルとして広く知られる。
元来は五穀豊穣を司る神であったが、時代が下がって商売繁盛・産業隆盛・家内安全・芸能上達の守護神としても信仰されるようになった。「稲成り]や「稲を荷なう」神像の姿から後に「稲荷」の字が当てられた。
稲荷神社は全国各地に点在するが、その中でも東日本に多く信仰されている。これは江戸時代、稲荷信仰が江戸を中心として流行したもので江戸の町の至る所で見かけられる。東村山の農家では屋敷神
として祀る家が多かった。日本の神社の内で稲荷神社は2,970社(主祭神として)32,000社(境内社合祀など全ての分祀社)を数え、屋敷神とし祀られてものや山野や路地の小祠まで入れると稲荷神社は更に膨大な数に上る。
*祭日 本社の祈年祭の当日(2月11日に一番近い日曜日)に初午祭として行なう。
氷川神社崇敬会